島一透の家出人透視
どんな伝承か
金沢文学士の友人が突然家出をした。博士ら二、三人はその真相を知っていたが、驚いた両親には知っているとも言えず、愛宕下町の島に見てもらってはどうかと申し出た。一番目の男が訪ねると、島はただちに「ああ、お前の尋ねる人は今大阪にいる。大阪へ行くなら道筋からいえば東海道を行くべきだが、親類へ立寄る必要があって中仙道を行ったな。心配することはない、そのうち帰って来る」と言った。二番目の金沢も同じことを言われ、三番目の者は「その事ならもう二人来ているから訊かずともよかろう」と先を越されて驚き、引き下がった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊哲学の現状(高橋五郎・大正時代(1910年代推定))
バイバル夫人の交霊会(心霊哲学の現状)/霊媒術と自動書記/音声による霊界通信/物質化現象/心霊哲学と死後存続論