仏壇に納められた蠟人形の首
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どんな伝承か
著者が若い頃、盛岡の町に名高い名曲喫茶があり、壁にはベートーベンらのデスマスクが飾られていた。ある日、客のいない午後に本を読んでいると急に怖くなり、死体に囲まれているのだと気づいて店を飛び出したという。後年、著者はある編集者から実話を聞かされた。編集者が何十年ぶりかで中学時代を過ごした町を訪ね、二十歳前後で事故死した友人の実家で焼香を望むと、両親は「あの子に会ってやってください」と仏壇を開けた。中には笑っている親友の首が納められていた。よく見ると学生時代の写真を元に作られた原寸大の精巧な蠟人形で、口元には産毛まで生えていた。
原典より
今はもう潰れてしまったが、私の若い頃、盛岡の町に名高い名曲喫茶があった。—— 黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代)
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盛岡市の伝承
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