橋の上から見た七つの窓をもつ光体
どんな伝承か
昭和三十一年五月二十五日の夜九時ごろ、栃木県宇都宮市の押切橋の上で、同じ市の大橋俊之ら十人が窓のある光る物体を見たと、天文雑誌『天文と気象』が伝えている。見かけは一人乗りの飛行機より少し大きく、一等星ほどの明るさで白っぽい緑色をしていた。紙が水面に浮くようにふわりと空に浮かび、ごくゆっくり東の空を北から南へ三十秒ほどかけて移った。物体には少し赤みがかった四角い窓のようなものが七つほど並んでおり、音はまったくしなかったという。
原典より
昭和四十八年二月二十四日、群馬県前橋市総社町総社の今泉電気で、午前八時始業後事務所の裏の空地でダンボールを燃やしていた小野里邦満さん(三十五歳)は、次のようなUFOを目撃したと当地の二十五日付『上毛新聞』に報じられている…—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。