毎日夕方に現れてらせんを描いた光
どんな伝承か
昭和三十二年十一月一日の夕方六時二十分ごろ、福島県田村郡小野町夏井で吉成裕見ら五人は、入り組んだ道筋をたどる怪しい光を四十八分あまり見続けた。月より少し赤みがかった小さな楕円形の火の玉のようで、明るさは月より少し強く、五円玉ほどの大きさに見え、ジェット機の二、三倍の速さで旋回していた。光は北西の空で何度もらせんを描いた後、北へ進み、さらにらせんを重ねて西へ向きを変えた。この光は十二月まで、ほとんど毎日夕方五時から六時ごろに現れたといい、十一月十八日には青みがかった白い光が三時間近く急な旋回を繰り返しながら西南西へ進んだ。
原典より
ある特定のUFOが、ある一定期間、ある一定区域内で活動する現象が判明した。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。