清澄観測所が追った橙色の光体群
どんな伝承か
昭和二十七年七月十二日夕刻、東京都江東区深川清澄町にあった私設の天体観測施設「清澄観測所」で、天文クラブ会長の保積善太郎と会員の藤安利明、角山喜代司の三名が火星観測を行っていた。午後十時三十五分ごろ、南方から橙色に明滅する光体群が現れゆっくり南へ移動するのを望遠鏡で追跡し、倍率を上げて観察したところ光体群は橙・黄・昼光色に輝いていた。約二十度移動して反転した際には、三人とも金属的な爆音を三秒ほど聞いたという。
原典より
昭和二十七年七月十二日夕刻より、東京都江東区深川清澄町の保積善太郎氏宅にある二三センチ反射望遠鏡(ここを清澄観測所と呼称)を使って、天文クラブ会長保積氏、同会会員藤安利明、角山喜代司氏ら三人は火星観測をしていた。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。