霞ヶ関ビル上空の暗赤色の円盤
どんな伝承か
昭和四十五年八月二十日の午後三時少し前、新宿駅前のビル六階にある国鉄の設計管理室で、係長の今井邦彦氏や職員の米沢克己氏ら六人が奇妙な物体を見た。最初に気づいたのは米沢氏で、東の高速道路のあたりを眺めていると、東南東にある三十六階建ての霞ヶ関ビルの上空に円盤状の物体がぱっと現れた。光沢は乏しく、コーラのような暗い赤色でぼんやり光っている。音はなく、ジェット機ほどの速さで空を滑るように南から北へ進み、およそ一分後に上空へ消えた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。