西本願寺の上空で自転した受話器型の物体
どんな伝承か
昭和三十二年四月十五日の午前十一時四十三分、京都市下京区の西本願寺の境内にいた川島一雄、三上皓造ら四人は、高度五千メートルほど、絹層雲より低いと思われる空を飛ぶ物体を十四分にわたって見続けた。形は電話の受話器に似ており、白く強い光を放ちながら一分に二十二回ほどの割合で時計回りに回っていた。三倍の双眼鏡で見ると、起き上がるときはやや遅く、回ってから再び起き上がるまでは速いという独特の回り方だった。物体は北西寄りの空から南寄りの空へ移り、空には薄い絹雲が出ていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。