祭りの花火の空で追いかけ合う銀色の物体
どんな伝承か
昭和三十五年七月三十日十七時二分ごろから五分間、徳島県美馬郡貞光町の上空に、追いかけっこをするような物体が現れた。目撃したのは同町の祇園神社の夏祭で落下傘付きの宣伝花火を打ち上げていた酒造業の河川利畳、菓子卸商の枝川利一、オートバイ販売業の沖田武である。炸裂した花火の破片の中に一つだけ落ちてこないものがあり、よく見ると南東に碁石大で鈍い銀色の丸い物体が滞空していた。そこへ西南西からもう一個が超スピードで飛来して急停止し、以後、二個は互いの後を追うように動き回ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。