道のない山腹をぴかっと飛んだ光
どんな伝承か
昭和三十二年十二月十三日十九時四十分、岡山市飽浦で福島保子ら六人が金甲山の方角に光体を目撃した。飽浦は金甲山のすぐ北の山麓にある集落で、山麓から道を隔てて金甲山の方を見たところ、電灯のようにピカッと光ったものが山より手前を飛んだ。自動車のヘッドライトでもないし変だということになったという。光体のあった付近に自動車の通れる道はなく、見えた山は金甲山に続いた怒塚山のようであると調査で判じられた。岡山県南部の金甲山付近では同年十一月から翌年五月にかけて連続十六件の目撃が起こっており、その一件である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。