金甲山の肩に居座る橙色の点滅光
どんな伝承か
昭和三十二年の十一月初めから翌年五月ごろにかけ、岡山県南部の金甲山の周りで十六件もの目撃が続いた。集めたのは就実高校の教師畑野房子さんで、成果は会誌『宇宙機』に載っている。その一件が十二月十五日の夜八時ごろ、邑久郷の森本佐喜子さんが見たものだった。南西にある金甲山の右の肩の上、西寄りの空に橙色の光が居座り、電灯のような尾を引いていた。一分ほど光ってはふっと消え、また灯る。それを三度ばかり繰り返してから、そのまま見えなくなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。