山頂から見た尾を引く橙色の火の玉
どんな伝承か
昭和三十二年十二月二十八日の夜八時二十分、岡山県児島郡の金甲山の山頂にいた川上サカエは、西から東南東へほぼまっすぐ飛ぶ橙色の光を見た。光は直径五センチほどの大きさに見え、二十センチほどの尾を引いた火の玉のようで、大島の上空あたりで消えたと思われた。形や尾だけなら普通の火球だが、見えていたのが二、三分に及んだので、ありふれた火球ではないかもしれないと原典は述べている。その夜は晴れていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。