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十四博士の透視実験

所在地東京都千代田区麹町
年代明治四一年
登場御船千鶴子、清原猛雄、井芹経平、福来友吉、今村新吉、山川健次郎、義兄・催眠術者、通報者、実験幹事、共同実験者、立会博士
出典霊術家の饗宴

どんな伝承か

明治四一年七月上旬、熊本の御船千鶴子は義兄清原猛雄の催眠術によって明確な透覚能力を獲得した。彼女は難聴であったが、完全な統一状態に入ると周囲の音声が鈴やかに聞こえ、その状態で能力を発揮したという。噂を聞いた熊本済々中学校長・井芹経平が東京帝国大学の福来友吉に通報し、福来は今村新吉とともに七十余回の実験を重ねて「透視能力の疑ふべかざる」と総括した。明治四三年九月一四日、麹町の大橋新太郎邸に山川健次郎・元良勇次郎ら十四人の博士が集って透覚実験が行われたが第一回は不首尾に終わり、一七日の第二回では名刺の三文字を錫の壺と箱に厳封して博士連が封印した。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・現代(著述))

井村宏次『霊術家の饗宴』。明治末から昭和初期にかけて隆盛し、抹消された〈霊術家運動〉の歴史を発掘・復元する。プロローグで霊術家の運命を予告し、第一章では気合術師・浜口熊嶽が帝都に乗り込み九字と気合の嵐で名を上げ、明治の心霊手術を行い、実川上人のもと那智滝で仙人修行・三密の極意を得て、大阪の『真言秘密』裁判で判官臨席の気合術実験により勝利するまでを描く。

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