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山岸某家の枕返し座敷

所在地岩手県遠野市鱒沢山岸
年代七八年前聞書
登場俵田浩、某家に寝る者、語り手
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

鱒沢村字山岸に某という家がある。この家の座敷には、床の間の前から畳一畳ぶん去って寝なければならない場所がある。その決まりを守らずに寝ると、夜中にワラシが来て人を揺り起こす。さらに体を上から押さえつけたり、枕返しをしたりして、どうしても寝させないという。もちろんそれはザシキワラシだということである。喜善は、遠野町の友人俵田浩から七八年前に聴いた話として、この一条を記している。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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