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本宿小学校の座敷童子

所在地岩手県遠野市土淵町
年代明治四十五年頃
登場尋常一年の児童、高室、教員
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

土淵村字本宿にある村の尋常高等小学校に、一時ザシキワラシが出るという評判が立った。諸方からわざわざ見に来たものである。児童が運動場で遊んでいると、見知らぬ子供が一人交じって遊んでいたり、体操の時にはどうしても一つ余計な番号の声がしたという。それを見たのはいつも尋常一年の小さな子供らの組で、あそこにいる、ここにいると言っても他の者には見えなかった。遠野町の小学校からも見に来たが、見えたのはやはり一年生の子供たちばかりだったという。同校の高室という教員に近頃たずねると知らぬと答えたが、当時から本校にいた人であると記される。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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