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太久保宿の友禅の娘

所在地岩手県遠野市新町
年代約五十年前
登場宿のおばあさん
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

遠野の新町に太久保という宿屋があった。この家のおばあさんがある日二階に行くと、そんな客もなかったのに、赤い友禅の衣物を着た十七、八の娘が座敷の中をあちらこちらと歩き廻っているのを見た。これがこの家のザシキワラシだったという。その後も折々家の人に見えたそうである。今から五十年ばかりも前のことらしい。この家は今は跡形もなくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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座敷童子宿屋二階

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