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新山家の死んだ座敷童子

所在地岩手県遠野市附馬牛町小村
年代約十二三年前
登場ネフスキー、家の者、同行者
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

附馬牛村の新山という家の土蔵の中で、ある夜、夜明け近くまで何者かがひどく喧嘩でもしているように荒れる音がしていた。家の者が翌朝早く戸を開けて見ると、一人の極めて美しい子供が倒れて死んでいた。顔は透るように真白く、丈は三、四歳の児ほどで、体に傷はなかったが、床板を放すと血が一杯流れていた。これはザシキワラシだといって、家人はその子供を前の川へ捨てたという。隣家のザシキワラシと喧嘩をして一方が殺されたのだとも、夫婦のうち一方が死んで残る一方が隣家へ行ったのだとも噂された。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年))

『佐々木喜善全集 1』は、佐々木喜善の著作を遠野市立博物館が編集・発行し、昭和六十一年に刊行した全集の第一巻である。岩手県の遠野・江刺・紫波・岩手などで聞き集めたザシキワラシの話、昔話、伝説を、村の古老や知友からの聞き書きと手紙による報告をもとに収める。「奥州のザシキワラシの話」「江刺郡昔話」「紫波郡昔話」「東奥異聞」「老媼夜譚」「聴耳草紙」に小篇を加えて並べ、巻末に遠野市教育長の跋と奥付を置く。

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