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河野家の廊下の童子

所在地岩手県遠野市宮守町祠町
年代約七十年前(祖母十一二歳の頃)
登場河野家の祖母、阿部政三、報告者
出典佐々木喜善全集 1
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どんな伝承か

宮守村字祠町の河野某氏の祖母が子供の時、廊下でザシキワラシに行き逢ったことがある。顔は赤くて、短いムジリのようなものを着ていたそうである。この人は八十余歳で今も生きており、見たというのは十一、二の頃であろうかという。同じ処の人、阿部政三が大正八年三月六日に著者の家で語った話で、阿部はその祖母から聞いたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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