冬至の南瓜と正月のとろろで病を除ける
どんな伝承か
年中行事のなかには、決まった日に決まった物を食べて病を遠ざけるという言い伝えがいくつもあった。冬至の日に南瓜を口にすれば中風にかからないといい、柑子を食べたあとでその種を白南天の種と一緒に飲み下しておくと、百日咳や喘息の予防になるとされた。また、正月の三が日のうちにとろろを食べておけば、その年は風邪をひかないとも言われていたという。
原典より
年中行事の中でも病気の予防や災難除けと呪術がなされていたことを記したが、冬至に南瓜を食べると中風にならないとか、…—— 佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)
『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。