黒猫は魔除けになるとされる一方で
どんな伝承か
佐倉に伝わる俗信では、黒猫は魔除けになるとされる一方で、猫が死人の上を跨ぐと猫の魔力が入って死人が起き上がると恐れられた。そのため亡骸のそばには魔除けとして刃物を置き、猫を死者のいる部屋には入れてはならないと戒められた。ほかにも、家から風がいなくなると火事が起こる、鼠は大黒様の使いだから金が入る、夕方に塩を買いに行くと獣に後をつけられるので塩と言わず浪の花と言い換える、などと語り伝えられていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。