子が夜泣きして困ると
どんな伝承か
夜泣きする子を背負って一晩中縁側を行ったり来たりしていると、昼間の仕事の疲れも出て、子供と一緒に泣きたいようであったという。先崎では、子供が夜泣きをして困るときは、お地蔵様のおけさを借りてきて枕元に置いてお願いをすると大変御利益があるといわれた。そして治れば、お礼に新しいおけさを作ってお返ししたという。育児にまつわるこうした呪いは、村の暮らしのなかで広く行われていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。