トップ > 山梨県の伝承 > 富士吉田市

姥捨て山(御犬沢)

所在地山梨県富士吉田市(御犬沢)
年代不明
登場加藤憲明、秋元但馬守、谷村の代官(灰の縄を命じた)
出典向原の民俗 下――昔話

どんな伝承か

御犬沢には大根尾根と呼ばれる所があり、昔は七十歳ほどになると年寄りがそこへ捨てられたという。捨てられた年寄りたちは、そこで大根を作って食べていたとも伝わる。あるとき谷村の代官、秋元但馬守が縄を綯って持ってこいと命じた。ひとりの年寄りが縄に塩を塗って綯い、それを燃やすと形の崩れない灰の縄ができた。これを代官のもとへ届けたところ、それからは年寄りを捨てるのをやめるようになったという。

原典より

御犬沢(おいのさわ)には、大根(でえこうね)尾根っちゅうところがあって70歳だかになったら、年寄りはそこに捨てられたっちゅう—— 向原の民俗 下――昔話(民俗調査報告 第9号・第10号・民俗調査報告) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

向原の民俗 下――昔話(民俗調査報告 第9号・第10号・民俗調査報告)

『向原の民俗 下――昔話』は、民俗調査の報告書『向原の民俗』下巻のうち、「口承文芸」の章を収めたものである。向原の下組の調査と上組の補足調査で採った昔話、世間話、伝説、畑作の諺を、話者の名と生年を添えて土地の言葉のまま記し、狐火や狐に化かされた話、万年寺や新田様の言い伝えも含む。概観に続いて昔話・世間話・伝説・諺の節を立て、昔話には『日本昔話大成』の話型を対照させた一覧表を付す。

種別から探す

姥捨て山灰の縄難題棄老

富士吉田市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『向原の民俗 下――昔話』の伝承