博打も当たるよう祀られた稲荷
どんな伝承か
ウジガミは家の鬼門である乾の方角に祀られ、外界からやってくる悪しきものから家や屋敷を守るものとされる。しかし現世利益的な機能もみられる。湯本では、キツネが人につくようにバクチもつくようにと願って、ウジガミの稲荷を祀った家がある。また新屋敷では、夜泣きに効験があるということで母親が油揚げや赤飯を上げた。屋敷神は守り神であるとともに、こうした願いをかける神でもあった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。