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弓を鳴らして呼ぶ三年目の仏

所在地福島県岩瀬郡天栄村
年代不定期・盆等
登場ワカドノ、依頼した家
出典天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術

どんな伝承か

ワカドノの口寄せができるのは、死後三年ぐらいたったホトケである。口寄せの場はワカドノを頼んだ家で、そこに親類や隣近所の人々も集まってくる。家のイドコロでワカドノと人々が向かい合い、ワカドノの前に置かれた台の上にトキワギと線香を立てる。弓をぶんぶん鳴らして拝んでいるとホトケがついてしゃべり出し、「呼んでくれてありがたい」「いつも心配していた」と語る。それを聞いて、それが誰のホトケであるかを判断する。古いホトケはよくしゃべるが、新しいホトケはあまりしゃべらず、聞き上手でないとホトケは早く上がってしまうという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史)

『天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術』は、岩瀬郡天栄村が編んだ村史のうち民俗を扱う巻である。第八章「信仰伝承」では、旧村ごとの鎮守と鎮守以外の神々、寺院・仏堂・修験、家や生業の神々、道切りなどの呪術と禁忌、口寄せをするワカドノ、キツネツキ、オシンメイサマ、小豆洗いなどの妖怪、講を扱う。『白河風土記』や明治十一年の神社明細帳の記載と土地での聞き書きを照らし、近世から近代への移り変わりを記す。

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口寄せワカドノ死霊弓巫女

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