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旦那場をめぐる神子二人の争い

所在地岩手県下閉伊郡岩泉町下有芸
年代元文四年(1739)ごろ
登場神子の左り、林、万日、給人の田鍍津右衛門、甚性坊、当該の旦那場を支配していた修験者
出典宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪
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どんな伝承か

元文四年、地方給人の田鍍津右衛門は、左りという名の神子が持っていた旦那場を、おそらくその死後に、肘葛村の神子の林に取らせるという手形を出した。守るべき場所は栃木村から下末前村までとされている。ところがこれに肘葛村の神子万日が異を唱え、この地域の修験の役僧であった赤前の真祥院へ訴えた。真祥院は田鍍氏に宛てて、修験者の甚性坊が支配する旦那場の内で勝手に証文を出し、その上山伏や神子から礼物まで受け取るとは何事か、あなたの不法は納得しかねる、仲間と調べて年行事に訴えると、強硬な文書を送っている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪(宮古市(編)・宮古市史・自治体史(民俗))

岩手県宮古市(下閉伊)の信仰と怪異を網羅する。

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