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高台を選んだ姉と賑わいを選んだ妹の神

所在地群馬県富岡市黒川(御霊神社)
年代伝承
登場—
出典富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話

どんな伝承か

昔、神の娘である二人の姉妹が親元を離れて独立することになり、どこに住むかを話し合った。姉は参詣者が少なくてもよいから日当たりがよく見晴らしのきく高台に住みたいと言い、妹は日当たりや眺めが悪くても賑やかで大勢が参詣に来る所がよいと言った。父はこれを聞き、姉には黒川の高台を、妹には一ノ宮を住まいとして与えた。黒川の御霊神社に祀られる姉神と、一ノ宮の貫前神社に祀られる妹神は、こうして生まれたのだと伝える。

原典より

昔神様の娘の二人姉妹が、親許から離れて独立することになり、生活する場所について話合った。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史)

『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』は、富岡市が編んだ市史の民俗編のうち、民俗知識の章の末尾と口頭伝承の章を収めたものである。口頭伝承の章は、昭和四十年代以降の中学校郷土部の採話や額部地区の民俗調査、市史編さんの調査で聞き取った昔話・伝説・世間話と、富岡・甘楽方言の解説から成る。伝説は自然的・社会的・信仰的の三つに分け、羊太夫や小野小町、貫前神社にまつわる話と多くの地名起源を載せる。

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