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鬼門を守る大島の北向観音

所在地群馬県富岡市大島(北向観音)
年代伝承
登場弘法大師
出典富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話

どんな伝承か

北向観音は大島の西端の山腹にあり、崖下を鏑川が流れている。厄除け観音と呼ばれ、一月十八日の縁日には近郷近在の老若男女で賑わう。伝えによれば、弘法大師が東国を行脚した折、信州小県郡で得た桂の神木から三体の大師像を彫り、一体を下野国に、一体を信州別所に、残る一体をこの大島に安置したものだという。北は鬼門にあたり災いが入るため、それを防ぐ意味で像は北を向いているとされる。

原典より

厄除け観音といい、一月一八日が縁日で近郷近在の老若男女でにぎわう。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史)

『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』は、富岡市が編んだ市史の民俗編のうち、民俗知識の章の末尾と口頭伝承の章を収めたものである。口頭伝承の章は、昭和四十年代以降の中学校郷土部の採話や額部地区の民俗調査、市史編さんの調査で聞き取った昔話・伝説・世間話と、富岡・甘楽方言の解説から成る。伝説は自然的・社会的・信仰的の三つに分け、羊太夫や小野小町、貫前神社にまつわる話と多くの地名起源を載せる。

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