六部殺しの祟りを鎮める内匠の不動
どんな伝承か
昔、内匠に六部がやって来た。六部が大金を持っていたので、村人はこれを殺して金を奪ってしまった。そのような行いは祟るというので、不動像を造って供養し、それを今も祀っている。正月二十六日には近所の子どもたちが各家を回って燃やす木を集め、不動様にねこを下げてお籠もりをした。木屋の家では一月二十八日に赤飯を供えて祀るという。
原典より
六部は金を沢山持っていたので、おっくびって殺し、金を取ってしまった。—— 富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話(富岡市(編)・富岡市史)
『富岡市史 民俗編――昔話・伝説・世間話』は、富岡市が編んだ市史の民俗編のうち、民俗知識の章の末尾と口頭伝承の章を収めたものである。口頭伝承の章は、昭和四十年代以降の中学校郷土部の採話や額部地区の民俗調査、市史編さんの調査で聞き取った昔話・伝説・世間話と、富岡・甘楽方言の解説から成る。伝説は自然的・社会的・信仰的の三つに分け、羊太夫や小野小町、貫前神社にまつわる話と多くの地名起源を載せる。