嫁入り道具を奪われた腹切りの道
どんな伝承か
東領家に腹切りと呼ばれる道筋がある。昔、嫁入り道具を婚家へ運ぶ行列が、ちょうどここに差しかかったとき、突然現れた盗賊に道具の一切を奪われてしまった。行列を差配していた者は、詫びのしようもないと責を負い、その場で腹を切ったのだという。以来この道を腹切りと伝え、嫁入りの道中では決して通らないことになったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
川口市史 民俗編――伝説(川口市(編)・川口市史・自治体史(民俗))
『川口市史 民俗編』第4章所収の伝説。埼玉県川口市に伝わる自然・神社・地蔵・観音・薬師の伝説と命名由来を採録する。