文福茶釜(狐の恩返し)
どんな伝承か
昔、子どもたちに半殺しの目に遭わされていた子狐を、ある男が金を出して買い取り助けてやった。狐は恩返しとして自ら茶釜に化け、それを欲しがっていた寺の和尚に三両で売らせた。ところが小僧に砂をつけてこすられ「痛いよ」と鳴いたため、翌朝には姿を消してしまう。次に狐は娘に化けて男に女郎屋へ百両で売らせ、しばらくして戻ってくると、今度は黒い馬に化けて長者へ百両で売られたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。