芋ころがし
どんな伝承か
作法を知らない村人たちが長者の家の祝いに呼ばれ、和尚に作法を教わりに行った。和尚の真似をすればよいと言われ隣に並んで座ると、里芋の煮っころがしが出された。和尚が箸で挟みそこねて芋を畳に転がすと、隣の者もそれを見て同じように芋を転がしてしまう。和尚が咳払いで知らせても隣は真似て咳払いをするだけで、肘で合図しても次々に肘鉄が伝わり、最後の一人が「俺の肘鉄は誰にやるんだ」と言ったという笑い話。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。