馬鹿嫁の話②
どんな伝承か
不器量な嫁がいた。すり鉢の底を三度ずつ洗えば顔のきれいな器量のよい赤ん坊が生まれると言われ、嫁はそれからすり鉢を三度三度なでて丁寧に洗うようになった。おかげでその家の台所はすっかりきれいになったという話が伝わる。子が生まれたかどうかは語られず、俗信を真に受けた嫁の熱心さと、思わぬところに出た効き目とを笑う短い話で、前話と同じ宝田の語り手が続けて語ったものである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。