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木挽きに清水を授けたお坊さん

所在地千葉県成田市新妻
年代不明
登場お大師様、語り手
出典成田市史 民俗編――昔話・伝説

どんな伝承か

山に小屋をかけて木挽きたちが入っていたが、あたりに水が一滴もなく、水をもらいに行くにも一日では行き着けないほど遠かった。生米をかじって木を挽くありさまで、水が飲みたいと嘆いていると、網代笠をかぶった坊さんのような人がふらりと現れ、今日は暗くなって間がないから明日ここを突いてみなさいと言った。翌日そこを突くと清水が湧いた。授けてくれたのはお大師様で、言葉を言い終えると坊さんは消えたという。お坊さん清水とも呼ばれる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史)

『成田市史 民俗編――昔話・伝説』は、成田市が編んだ市史の民俗編のうち、口承文芸の節を収めたものである。昭和五十二年から五十四年にかけての聞き書きをもとに、話者の一覧表を掲げ、喰わず女房や猫の踊などの昔話二十六話、多古の殿様などの笑話二十二話、七不思議・巨人・塚・坂・主の話など成田の伝説十二項を載せる。昔話と笑話の題には『日本昔話集成』の型番号を付し、語り始めの句や語りの場の解説を添え、末尾に世間話の節の冒頭を収める。

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