トップ > 奈良県の伝承 > 天理市

甘露台に降る甘露と不老不死

所在地奈良県天理市
年代幕末〜明治
登場中山ミキ、天理教信者、天理教教祖
出典日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗

どんな伝承か

天理教では「病いは気から」の言いならわしが拡大され、「心のそうじ(掃除)をすれば病気が治る」と説かれた。さらに地上天国が出現するときには「甘露台」に甘露が降り、人間はそれを飲んで病まず・弱らず・不老不死になるという。これも民間説話に流布した考えを反映したもので、民間信仰の要素を取り入れながら形成された救済観である。

原典より

また教理の上では、「病いは気から」といういいならわしが、あらゆる病気へ拡大された形で「心のそふじ(掃除)をすれば病気が治る」となり、さらに病気だけでなく地上天国が出現するときは「甘露台」に甘露がふり、…—— 日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)

『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。

種別から探す

天理教不老不死病気治しおふでさき

天理市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』の伝承