大槌の市に米を買いに来る山男
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どんな伝承か
山人が里の市に通っていたことを、著者は各地の記録から論じる。陸中の海岸、大槌町の市の日に、言葉の訛りから近在の者とは思われぬ男が、毎度やって来ては米を買って行った。この男は丈が高く、眼は円くして黒く光っていたので、町の人はこれを山男だろうといっていたという。相模の箱根の山男も裸体に木の葉や樹皮をまとい、深山で魚を捕っては市の立つ日を知って里へ持ち出し、米と交易したと伝えられる。市の人が山男だろうと思うまでには、随分長い間の往来交易があったのであろうと著者は述べる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪談義(柳田國男選集 五巻)(柳田國男・柳田國男・妖怪学・昭和(民俗学))
柳田國男の妖怪研究を集めた『妖怪談義』(選集五巻)。
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大槌町の伝承
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