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恐山の地蔵講と地蔵憑けの習俗

所在地青森県むつ市(恐山)
年代現代
登場参詣の善男善女
出典霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点
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どんな伝承か

東北地方に分布する地蔵信仰は、青森県下北半島の恐山で催される地蔵講の盛況をみても明らかなように、まことに異常というほかはないという。たいていの寺院には地蔵堂が設けられ、その縁日には参詣の善男善女で大いに賑わい、香華の絶えることがない。部落の辻々や路傍、近くの小高い山々にも地蔵の尊像が安置され、地蔵堂が建立されて人々の尊崇の対象となっている。信徒は部落ごとに崇敬団体の地蔵講を結び、縁日には盛大な行事を催して信仰意識を昂揚させている。東北には各宗各派の伝道者が押しかけ、在来のシャマニズムと習合して「地蔵憑け」の信仰習俗を生んだとされる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・昭和(民俗学))

民俗学者・桜井徳太郎『霊魂観の系譜―歴史民俗学の視点』。日本民俗学を歴史研究と結びつける歴史民俗学の方法を提唱し、古代から現代に至る日本人の霊魂観を追究する。I『民俗学と歴史研究』では日本民俗学の宿命・対象・方法と歴史研究との関係を論じ、II『歴史民俗学の構想』では柳田国男の重出立証法を批判・克服し、奥多摩小河内村の婚姻習俗(朝聟入り型・承認権)を作業例に郷土の民俗像の史的復元を試みる。

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