祖母ウノの言霊学教育
どんな伝承か
小学校に入るまで幼い王仁三郎の教育にあたったのは祖母のウノであった。ウノは旧姓を中村といい、江戸末期の秘教的言霊学者中村孝道の姪で、その素養の一端を身につけていた。言霊学とは言語の背後にひそむ霊的な意味や力を解明しようとする一種の神道オカルティズムの体系で、もとは秘教的な口伝として継承されたものである。ウノは喜三郎に読み書きだけでなくこの言霊学を教えこもうとした。父は嘲笑ったが、喜三郎は祖母に言霊の妙用を説明され、人のいない山や野原に出かけては大声で「アーオーウーエーイー」と叫び、みずから修行を積んだ。言霊の秘密をつかんだ者は一言のもとに風雨雷電を駆使できるという。
原典より
喜三郎は祖母ウノに、言霊の妙用を説明されて、人のいない山や野原にでかけては、大声で「アーオーウーエーイー」と叫び、みずから修行をつんだ。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。