ナオの娘ヒサとヨネの相次ぐ発狂
どんな伝承か
出口ナオの周辺に予兆が差したのは明治二十三年のことである。この年の九月、人力車夫福島寅之助に嫁いでいた三女ヒサは、産後の肥立ちが悪く逆上して暴れ出し、座敷牢に入れられて神の幻影を見た。翌年の旧十二月には、ばくち打ちの大槻鹿蔵に嫁いだ長女ヨネが発狂する。ヨネの狂乱はことに激しく、大槻家の前には見物人が集まるほどであった。明けて明治二十五年の元旦の夜、ナオ自身も腹の底から大きな力が湧き上がり、大音声を発するようになった。
原典より
この年の九月、人力車夫、福島寅之助のもとに嫁いでいた三女のヒサは、産後の肥立ちが悪く、逆上してあばれだし、座敷牢にいれられ、神の幻影を見る。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。