念写の実験で東大を追われた助教授
どんな伝承か
対談のなかで、日本の学界は新しい説を受け入れにくいという話題が出る。その例として挙げられたのが、念写の実験を行った東京帝国大学の助教授、福来友吉である。かなり昔の話だと断りながらも、あの人も追放されたと語られ、同じ空気は今のアカデミズムにも残っているのではないかと言い添えられた。電気通信大学の教員は積極的だが、他所では社会的な名声を気にして手を出しにくいのだという。一方で防衛大学には超能力の研究室が正式に置かれたことも紹介される。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
サイキの海へ――超能力をめぐる対話(清田益章・宮内勝典・清田益章・超能力・1986年(昭和61年))
『サイキの海へ――超能力をめぐる対話』は、宮内勝典と清田益章が一九八六年に交わした対談をまとめた本である。スプーン曲げで知られた清田の幼いころと超能力少年としての歩み、テレビ番組でインチキと報じられた事件、アメリカの大学での念写実験、病気治し、ロックや心理学への関心を率直に語り合う。宮内が出会いを記した序文に始まり、東京・雑司が谷で行った対話を小見出しで区切って収め、沖縄や石垣島のシャーマンに触れた宮内の結びで閉じる。