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およしぼうこんの火の玉

所在地愛知県田原市江比間
登場およし、身を投げた娘
出典渥美町史 考古・民俗編

どんな伝承か

その昔、およしという娘がいた。およしには一緒になろうと誓った男性がいたが、親の反対ではかない夢は消え果ててしまった。それでもおよしは男を忘れられず、二人で死のうと思い、たもとに石を縛りつけて身を投げて死んだ。それを見た男は死ぬことができず、姿を消した。数日後、村の人が夜網を引いていると青白い光が現れた。人々は怖くなって必死に家へ帰った。その後もまた火の玉が現れて村人を驚かせた。皆は、およしの亡霊が恋人だった男をさがしてさまよっているのだと思い、およしの身を投げた所へ墓を建ててやった。ねんごろに供養したところ、ぼうこんは出なくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

渥美町史 考古・民俗編

『渥美町史 考古・民俗編』は、渥美町の町史のうち考古・民俗編で、ここに収めるのは第二章「民間伝承と信仰・俗信」の第一節「伝説と昔話」の部分である。西ノ浜に上陸した家康にまつわる松や茨、膳貸せ岩、白馬になった池の主、大地震で海に沈んだ小塩津、秀忠が掘らせた井戸など町内各地の伝説十二話と、古屋の漏りやかちかち山などの昔話を収める。両者の違いを説く解説を前に置き、各話に地区名を添え、昔話は昭和六十年から六十一年の調査で採られたと記す。

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