安産の神とされ
どんな伝承か
峠で語られた話。上の峠を越えた先の稲荷は安産の神様だといって、弁当を持って参り、お白狐さんを借りてきた。片方が巻き物をくわえ、片方は玉を持った、両方そろっていなければならないという。それを弁当の風呂敷に包み、腰に背負って帰ったものだ。毎日お白狐さんを飾り、朝は上げ物をして安産の祈願をする。無事にお産が済むとまた返しに行き、そのときは赤飯を詰めてお礼参りをしたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史・自治体史(民俗))
『秦野市史 別巻 民俗編』所収の妖怪・伝説(一〇〇話を七分類で収載)。神奈川県秦野市に伝わる口承を採録する。