置賜発祥と伝わる置賜山の盆参り
どんな伝承か
東置賜郡川西町小松のダリヤ園の南側に隣接して、新義真言宗松光山大光院長岡寺がある。開山は弘法大師の高弟真済僧正といわれ、その境内に「おいため山」がある。今は置賜山と書くが、古くは置霊山と書き、置賜発祥の地と伝えられている。境内には置賜十四番の札所観音があり、置賜山には地蔵堂・納骨堂・阿弥陀堂がある。お盆の十六日になると、宗派に関係なく、新盆に当たる仏のいる家では仏の歯骨や遺髪を持って大光院に行き、諸堂を参拝してから納骨堂に納めて慰霊する。これを置賜山参りという。山門近くに立つ地蔵は、墓にかける水を売ったことから水地蔵と呼ばれた。
原典より
東置賜郡川西町小松には有名なダリア園がある。—— 置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊(置賜民俗学会ほか・置賜の庶民生活・民俗調査) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊(置賜民俗学会ほか・置賜の庶民生活・民俗調査)
『置賜の庶民生活2(民間信仰)』所収の禁忌・卜占・予兆・生活の中の神々・死霊。山形県置賜地方に伝わる民間信仰を採録する。