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三年味噌で退けた狐の婿入り

所在地青森県むつ市脇野沢
年代不明
登場熊倉カンコ、川岸志み、新岡シナ、話者
出典脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承

どんな伝承か

脇野沢に伝わる昔話。ある時、立派な男がやって来て娘を嫁に欲しいという。その男が狐であると見抜いた家の婆は、婚礼の日に男と狐の一族を「風呂に入れ」とだまして釜に入れ、煮殺してしまおうとする。辛うじて一匹が逃げのび、仲間を連れて復讐にやって来るが、狐の苦手とされる三年味噌を巧みに投げつけて退治してしまう。人間の社会に入り込もうとした異界の動物が容赦なく殺される型の話で、蛇婿入りと並べて語られる。話者は熊倉カンコ、川岸志み、新岡シナ。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承(脇野沢村(編)・脇野沢村史)

『脇野沢村史 民俗編――伝説と世間話・キツネ伝承』は、下北半島の最西端にある脇野沢村の村史民俗編のうち、口承文芸を扱った第七章である。村で採集した一一七話の昔話の特色と語りの場・語り手、地名をめぐる伝説、人を化かすキツネや狐の嫁取り・仇討ちの世間話、夢の予兆をめぐる伝承、天候や豊漁・豊作の諺を収める。章を昔話、伝説と世間話、諺と言葉遊びの三節に分け、昔話には『日本昔話大成』の話型分類による対照表を付す。

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