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後鳥羽上皇の崩御を伝える蓮照寺

所在地広島県安芸高田市高宮町佐々部式敷(蓮照寺)
年代承久の乱後(1234年頃)
登場後鳥羽上皇
出典高田郡史 民俗編――伝説

どんな伝承か

高宮町佐々部の蓮照寺は後鳥羽上皇の遺跡だと伝え、上皇の遺品だというものを寺宝としている。上皇は承久の乱で隠岐に流されたのち、貞永三年二月九日ひそかに隠岐を脱し、出雲から石見へ向かい浜田に入り、その年九月に双三郡作木村香淀へ来て、この地方一帯を忍んで巡遊したという。味方して錦旗を翻す者もなく、駐輦六年、延応元年三月十五日にこの地で崩御されたと伝える。遺骸は蓮照寺(当時は蓮華寺)に葬り、遺骨は作木村川毛に埋めた。蓮照寺のある部落を式敷というのは上皇の葬式を行った土地だからだといい、寺には菊花紋の黒塗りの位牌や院の座像が伝わる。

原典より

高宮町佐々部の蓮照寺は御鳥羽上皇の遺跡だと伝え、上皇の遺品だというものを寺宝としている。—— 高田郡史 民俗編――伝説(高田郡(編)・高田郡史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高田郡史 民俗編――伝説(高田郡(編)・高田郡史)

『高田郡史 民俗編――伝説』は、広島県高田郡の郡史の民俗編のうち、伝説の部である。吉田町・美土里町・甲田町・八千代町・高宮町・白木町などに伝わる八岐大蛇退治、毛利元就の百万一心、弘法大師のいろは石、つきものを落とすというはりいぶきの枯木などの話を、土地ごとに取り上げる。多くの話に、かつて村々から提出された「国郡志下調書出帳」の該当記事を原文のまま並べ、古い記録と今の語りとを照らし合わせている。

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