神の乗物で沙流川に降りた雷神の子
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どんな伝承か
天の国で星づくりの神のすぐそばに住む神竜の神カンナカムイ、その息子が語る神謡。アイヌモシリを見たくてたまらず父神母神に尋ねると、アイヌは心優しいがいたずら好きで、短腹のお前が何をしでかすかわからないと固く止められた。それでも我慢できず、ある美しい秋日和にそっと家を抜け出し、神の乗物シンタに乗って音をしずめて下界へ降りた。シシリムカすなわち沙流川の川尻が見え、川底の石を数えられるほどの流れに鮭が盛り上がるほど群れ、山すそでは若者たちが鹿を追っていた。勇者オキクルミは村人に、雷神が通り過ぎるまで物音ひとつ立てるなと呼ばわった。
原典より
リクンカント 天の国ノチユーカラカムイ 星づくりの神その神のすぐそばに住んでいる神竜の神カンナカムイのその息子それが私でありました天の神尊い神の息子でも—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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