生き返り続けた疱瘡神の子
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どんな伝承か
昔、厚岸にスカンデという非常に雄弁な男がいたが、心が正しくないため人々に嫌われ、ついに叔父に殺された。ところがすぐに生き返り、前より悪い所業を重ねるので、父親もたまりかねて、川で築梁を作っているところを後ろから棒で打ち殺した。下顎は立木をたわめてその先に縛って放し、高い木の上に跳ね上げ、上顎は石を縛って川底深く沈めた。そのため今度は生き返れなくなった。実はスカンデは疱瘡神パコロ・カムイの子で、殺されても生き返る者であった。怒った神は厚岸の部落の人間を全滅させ、木の梢の下顎が見つからないので木で作って生き返らせた。天上の神々は、夜明けの明星を嫁にやってその復讐を思いとどまらせたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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厚岸町の伝承
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