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盲いた母おさだと埋められた姫

所在地青森県青森市浪岡大字下十川
年代伝承(口承)
登場おさだ、あんじゅが姫、加藤左衛門、さんそう太夫、母、語り手・岩木山の神、雀追いに雇った主、姫を責めた主人
出典日本伝説大系 第1巻

どんな伝承か

加賀の国に生まれたお岩木様が身の上を語る祭文である。母おさだは三年に三人の子を産み、末の子は父に忌まれて砂の中に埋められ、あんじゅが姫と名づけられた。母は泣き続けて盲い、夫に離縁され、みやの長者の指紙を頼りに唐の国の加藤左衛門に雇われて栗畑の雀追いをした。三年後に掘り出された姫は生きており、今度は板船に乗せられて島流しにされる。流れ着いた丹後の奥山でさんそう太夫に雇われ、栗搗き米搗き、てんじゅ小豆拾い、七つの釜張り、目籠での水汲みと責め苦を課されたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第1巻』は、叢書『日本伝説大系』のうち北海道と青森県の伝説を収めた巻である。人間の始めやコロポックル、アイヌの神謡、岩木山一代記、おしら祭文、義経や弘法大師の事跡、狐や大蛇の話、地名や神社の由来などを、口承の資料を中心に採る。伝承地を記した例話を冒頭に置き、〔類話〕〔文献〕〔参考〕の欄で各地の類話の梗概と近世以後の文献の原文を添える編み方をとる。

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