馬の皮に連れ去られた娘と蚕
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どんな伝承か
あるところにじいさまとばあさまがあり、たった一人の娘と馬十二匹を飼って暮らしていた。娘を大事に奥へ囲っていたが、十二匹のうち一番よい馬がその娘に心を寄せてしまった。誰が世話をしても馬は餌を食わず、娘がやると首をあげて喜んで食べた。娘と馬が夫婦になっては困ると、人夫を頼んで川の向こうで馬を殺し、皮を剥いで捨てた。するとその皮が飛んで来て娘を包み、そのまま連れて行ってしまった。じいさまとばあさまは泣いて毎日墓参りをしていたが、命日の日に白い虫が二匹降りて来た。八十余りのじいさまの桑の杖にその虫が上ったので桑の葉を与えると食べ、やがて繭を作った。二人はそれを養って暮らしたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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東通村の伝承
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