宝の玉と十六文の帽子を交換した狐
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どんな伝承か
佐井村の山にはさんこう狐がいて、よく人をだますといわれた。ある日、隣村の法事を終えた寺の長老伝次郎が夜道を帰ると、前を若い女が歩いていた。長老は、おはなさんではないか、尻から尻尾が出ていると言い当てる。女が狐だと白状すると、長老は、これは何でも見通せる魔法の帽子だと偽って、狐の持つ宝物の玉と十六文の帽子を取り替えた。狐は喜んで翌朝その帽子をかぶって町の魚屋へ入ったが、狐の姿のまま見破られて天秤棒で打たれ、大怪我をして山へ逃げ帰った。狐たちは集まって玉を取り返す相談をしたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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佐井村の伝承
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