甘い酒に変わった宝清水
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どんな伝承か
名久井岳に登る途中に、宝清水という清水が湧いているところがある。昔ここに、正直で人がよく、しかも仲のよい爺さんと婆さんが住んでいた。ある雨降りの日、爺さんが酒を飲みたいと思っても、馬淵川の水かさが増して三戸へ酒を買いに行けなかった。あまり飲みたがるので、婆さんはトックリを持って行き、宝清水の水を汲んできて飲ませたという。どうしたことか、その水が甘い酒になっていたので、爺さん婆さんはその水を使って酒を造り、皆に売った。どこの酒よりおいしかったのでどんどん売れ、大きな酒屋になって儲けたという。それで宝清水と呼ぶようになったそうである。
原典より
名久井岳に登る途中、宝清水という清水が湧いているところがあります。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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三戸町の伝承
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