子也泉
どんな伝承か
旭村大字吉岡の地に、昔、一人の村翁があった。金も持たないのに、いつも酔って帰って来るのを近隣の人が怪しんで跡をつけて行ったところ、翁は野の泉を飲んで酔うて来るのだと答えた。そこで人も泉を飲んでみたが、その人にはやはり味のない普通の水であった。翁には泉が酒となり、子にはこれが普通の水であったので、酒々井の伝説と同じ不思議であると思ったということである。以上は「佐倉風土記」の伝えるところである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・大正~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 下総の巻』を全179話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。